
介護美容で大切な事
麻生です!
先日の研修では、
・介護美容で大切な事
・元気な人への美容と何が違うのか
をグループでディスカッションして、ものすごく勉強になりました。
その人らしさと尊厳の尊重
自分の常識で物事を捉えない事、
その人の価値観を理解した上でサービスを提供する謙虚な気持ち、
などいろいろないけんが出ました。
「サロンワークでも一緒じゃない?」
と思うかもしれませんが、最終的な言動は多少異なります。
それは「今いる立場」が違うから。
その違いでお声がけや行動も違ってきます。
だから今回の介護美容師と美容師の違いのディスカッションはそれらを再確認できるとてもいい機会でした。
その中でも特に、
「その人の家族、その人の社会を理解する」
というのがとても印象的で、これは介護美容師をやる上でちゃんと教えなければならない事だと思いました。
その人の家族、その人の社会を理解するとは?
例えば、
とても優しく、物腰が柔らかい利用者様に対して馴れ馴れしく対応したり、子供に話しかけるような口調(たまに目にしますよね)で話しかけたりしているところをご家族の方の目に留まり、実はその利用者様が家族の中ではとても威厳のある方だった場合、ご家族の方はその美容師に対してどんな気持ちを抱くだろう…?
というものでした。
人生の先輩として、尊厳を尊重した対応が大切だと改めて感じました。
元気な人への美容との違いは?
これも、マインドセットとして頭に入れておく必要があると思います。
元気な人は、社会の中で生きていて、整容する事は自分の社会での立場や場所で変わり、その中で成り立っていることに対し、
外出が困難な状況にある方は、そもそも社会との繋がりを感じづらく、整容する必要性を感じづらい。
でも整容することで、
気持ちが明るくなったり、
前向きになったり、
社会への関心を持ったり、
昔の自分を思い出したり、
と、ただ髪を切ったり、メイクをしたり、普段私たちがしている事でも利用者様の生活に少しでもいい影響を与えられます。
そういった話をみんなでディスカッションした事で非常に勉強になりました。
介護美容師としてしっかりと心に留めて働きたいと思いました。
この記事へのコメントはありません。